いきなりですが、ひじきといえば「鉄分」が豊富な食材だと思っている方も多いのではないでしょうか?
結論から言うと、以前よりも鉄分量が1/9まで減少してしまっているのです。
ご存知でしたか?
先日貧血についてのお話をしている時にこの話をしたところ、
知らない方が多そうでしたので今回記事にしてまとめてみました。
さっそく解説していきます!
国産ひじきの鉄分が1/9の量へ減った理由。
以前は食事成分表には100gあたり鉄分が55mgとの表示だったのですが、
現在の食事成分表を見ると、9分の1の6.2mgへ改訂されています。
これは2015年に改訂されたもので約3年前なのですが、いまだに知らない人も結構いますね。
9分の1に減った理由が以下です。
表示が大きく変わったのが「鉄分の王様」とも呼ばれるヒジキ。100グラムあたり55ミリグラムあった鉄分が6.2ミリグラムと、9分の1になった。ステンレス製の釜が普及し、以前より鉄分が少ないものが流通していることが理由。切り干し大根もステンレス製包丁の普及を受け、鉄分が9.7ミリグラムから3.1ミリグラムに減った。
引用:日本経済新聞(https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG24H89_U5A221C1CR8000/)
このステンレス製の釜が鍵
国産ひじきは、もともと原料の海藻を蒸し煮にして、乾燥させて作っています。
煮る際に使う釜が、以前は鉄製が多かったのです。
そうすると、煮る際に鉄製釜で作った国産ひじきは鉄分が高くなっていました!
しかし現在は衛生的なステンレス製が多くなってきています。
改訂の際に文部科学省は鉄釜とステンレス釜で製造した国産干しヒジキの栄養成分をそれぞれ分析したところ9分の1の値になっていたそうです。
おーーーーー
国産ひじきの鉄分は鉄釜からきていたのですね!!!!!
鉄釜とか鉄鍋の力…すごいんですね。
炒飯とかにしか使っていませんでしたが、貧血の方が鉄鍋を使うのは有効かもしれません。
扱いが難しいですけどね。。。
そんなときに調べてたら面白いものを見つけました!お湯とかに入れて湧かすだけで
鉄分がでてくるという鉄玉!キティちゃんなのがすごいw
お茶に入れると色とか変わるそうです!!!気になる!!!!
実際に必要な鉄分量って?
ひじきが以前より鉄分が少なくなったのはわかった。
じゃあ実際に私たちには足りない量なの?少なくなっても足りる量なの?
さっそく見てみましょう!
一日に必要な量は男性で7mg前後。
女性は月経もあるときは10mgとってほしいところ。
ひじきは以前は100gで鉄分55mg摂れていたのが、
今は6,2mg・・・・
圧倒的に足りない・・・・!!!
え?100g以上食べるから大丈夫?
この100mgっていうのは乾燥ひじきのことを言っています。
ひじきは水で戻すと重量が8倍になるんですよ!!!!!
乾燥ひじき100gたべるには水に戻す必要があるので、8倍の800g…?
私は、食べられない。。。。
しかもそんなに食べてステンレス製のひじきで6,2mgの鉄分摂取。。
うーーーん。。。。
鉄分摂取目的だったら別の食材が効率的でしょう。
ひじきはそれでも優秀な食材!
だからといって、
「えー鉄分とれないの?じゃあ食べなくていいや」
と思わないでください!!
ひじきはかなり優秀な食材!
カルシウムなどのミネラルや食物繊維などを豊富に含み、しかも低カロリーです。
日本の和食にもよく使われている食材でもあります。
とくに最近は海藻類を摂取している人が少なくなってきている傾向もありますので
ひじきをこれからも食べ続けていきましょう!!!!
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\食べながらメリハリボディーを作ります/
食べるプロテイン専門管理栄養士 佐藤樹里